好奇心

校庭脇のかりんの実

仕事についてお話をします。意外とキーワードです。13歳の1年生にとっても、職場体験学習を控えた2年生にとっても、中学卒業後の進路の選択がいよいよ近づいてきている3年生にとっても

ある作家の言葉を引用します。

「仕事は辛いものだ、みなさんはそう思っていませんか。それは間違いです。たとえば、私の仕事、それは小説を書くことで、楽ではありませんが、辛いからやめようと思ったことはありません。やめようと思わないのは、そこに充実感があるからです。小説を書くこと以上に充実感があることは、私の人生にはありません。だから私は、小説を書き続けているのです。じゃあ誰もが小説を書けばいいのかというと、それも違います。私は1日に12時間原稿を書いて、それを何ヵ月も、何年も続けても平気です。それは、小説を書くことが、私にぴったりな仕事だからです。楽ではないが、やめようと思わないし、それを奪われるのは困るというのが、その人に向いた仕事なのだと思います。そして、その人に向いた仕事、その人にぴったりの仕事というのは誰にでもあるのです。自分に向いた仕事、自分にぴったりの仕事を見つけて欲しい。」

「自分は何が好きか、自分の適性は何か、自分の才能は何に向いているのか、そういったことを考えるための重要な武器が好奇心です。」

これは、村上龍さんが書いた『13歳のハローワーク』という本の冒頭の部分に書かれています。村上龍さんは、先日、74歳で亡くなりました。そして、『13歳のハローワーク』という本ですが、図書室に入り、右側の棚に20冊ほど置かれています。ぜひ、手に取ってみましょう。

私も、本当にその通りだと思います。私は、36年間この仕事を続けています。この仕事も、辛いこともありますが、好きなんだと思います。○○を知ることや、○○ができるようになること、○○という目標に向かって、みんなと一緒に頑張ることの楽しさを教える仕事に、人生の3分の2を教えるという仕事に費やしています。

 

令和8年10月27日全校朝会        清水 利浩