4月27日 前期人権旬間 校長講話
麦秋 令和8年5月16日撮影

<長勝寺 和尚の知恵で 村守る ~和尚さんの知恵で問題を克服~>
男沼地区は、江戸時代から土地が低く、わずかな雨でも水がたまりやすい土地柄で、その影響で作物が実りにくく、村人は長く苦しんでいました。一時は集団移住も考えられ、困った村人たちは、長勝寺へ相談に行きました。長勝寺の堪能(たんのう)和尚は、樋の開閉で水位を調節する「門樋(もんぴ)」を作ることを提案しました。そこで、村人は、総出で「男沼門樋」を完成させました。おかげで村は救われ、作物が豊かに実るようになりました。これは、文化13年(1816)、これは、江戸時代のお話です。このような大きな水害(洪水)がいつ起きるかわかりません。現在、水害が起きたときは、各小学校が、第一避難所。妻沼西中学校は、第二避難所と位置付けられています。
例えば、利根川や福川が増水し、市から避難指示が出されたとします。妻沼西中学校内での避難する場所は、まず体育館です。他には職員室のある管理棟と教室のある本館です。中学校にも、避難所としてたくさんの人々がやってきます。○幼児などの子ども ○妊婦や赤ちゃんのいる方 ○障害がある人々 ○ペットと一緒に避難してきた人 ○お年寄り ○けがをしたり、病気で歩けない人 ○中学生の君たち。 そこでは、いくつかの問題が起きそうです。どんな問題が考えられますか?そして、この課題に対する解決策をどう考えますか。さらに、君たち中学生ができること、中学生が大人の人と一緒にできることはなんだろうと考えてみてください。
先日の避難訓練の時にもお話ししましたが、自助と共助。自分の事だけでなく、周りの人々のことも考え、判断し、実践する力が大切です。共助の心を持つことは、気配りや心配りが出来る人になるというかもしれません。そのためには、ふだんから、情報のアンテナを張って、変化に気付くこと、自分の頭で考えて行動してみること、何度も試行錯誤してみることが重要です。「何事もふだんが肝心」。日々の地道な積み重ねにより、気配りや心配りが出来る人に成長していくと、私は考えています。
本校の人権旬間が始まります。人権とは、誰もが生まれながらにして持っている、人が人らしく生きていくための権利で、誰からも侵されることのない基本的な権利です。そして、人権を尊重するとは、相手のことを自分のことと同じように考え、大切にすることです。そして、思いやりの心をもって、お互いの違いや多様性を認め合うことができれば、誰もが幸せに暮らしていける社会が創られると思います。
校長 清水 利浩


