夏休み前の全校集会

夏休み前の全校集会

昨日の雷雨 無事に帰ることができましたか。安全に帰れるか、どうか、中学校の先生がたは、組織で動いています。雨雲レーダーとにらめっこして判断をしている先生たち、教室で生徒のみんなをまとめている先生たち、下校指導に当たってくれる先生たち。

そして、朝ことです。 大山教頭先生、赤塚先生は、早く出勤して、校内の見回りをしています。異常はないか?今朝も、雨が吹き込んでいる箇所が何か所かありました。教頭先生が、きれいに拭いてくれました。このような先生方の動きを、生徒のみなさんは、気づいていますよね。そこでは、生徒のみなさんも手伝ってくれています。その1部である、先生方が書いてくださっている『今日のありがとう』をみると、生徒の皆さんも頑張っているなと感じます。

ふだんの生活が、こうして日々できるのも、誰かがどこかで、いろいろとしてくれている。私たちも、生徒のみなさんも、『お客様』ではありません。この学校の生徒の一人として『よりよい学校をつくる当事者』として、『主役』として、活躍して欲しい。

私たちは様々な集団に所属しています。学校、学年、クラス、委員会、部活動、・・・学校外でも様々な集団やチームに所属しています。その集団やチームが、うまく機能していく上で、いろいろなルールや決まりがあります。その決まりが守られないと、その集団はうまくなりたたないものです。

ルールには、誰かを罰するためのものもありますが、その集団をうまく成り立たせるために、ルールがあることも考えてください。

さて、今日の校長先生からのお話です。

私は、3年生の行為に感動を覚えました。修学旅行2日目、京都の建仁寺久昌院で座禅体験をしました。まず、強い雨の降りしきる中の班別行動を終えて、全班が遅れることなく集まったこと。さらに、門を入ってから出るまで、一言もしゃべらず、心落ち着かせて臨んだこと。そして、対応していただいたご住職さんからのこの一言です。「やはり、皆さんのような方々に来ていただいてこそだと思っています。よくお越しいただきました。本当に感謝しています」とご住職を感動させたこと。

これらのことに、私の感動は、確信に変わりました。3年生は素晴らしかった。あと半年、さらに磨きをかけて伸びていけると。ご住職さんからいただいた3つのお話を紹介します。

1つ目、「調身・調息・調心」。「身がととのい、息がととのえば、心おのずからととのう」ということ。まずは、勉強も運動も「姿勢」が大切であること。そして、意識して呼吸を調えることで、心を調えるということを教えていただきました。

2つ目、「貪瞋痴(とんじんち)」。禅の世界では、人間のあらゆる迷いや苦しみの根源とされる「三毒」と呼ばれる3つの煩悩があるということ。貪とは、貪欲(むさぼり)。必要以上に欲しがる心、執着する心のこと。瞋とは、瞋恚(いかり)。自分の思い通りにならず、腹を立てる心。痴とは、愚痴(おろかさ)。物事の真理がわからず、自分勝手で無知な心。私たち人間は、ああでもない、こうでもないと愚痴をこぼしてしまう。陰で他人の悪口をついつい言ってしまう。実は、この愚痴は、自分のサビだと思ってください。鉄は錆ると、ボロボロになる。実は自分自身が腐っている。自分が、一番損をしていると思ってください。聞いてる方もしんどいですね。言わないのが一番です。自分には、何も得しませんね。

3つ目、「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」。「履物を脱いだら揃える」という教えです。靴を丁寧に揃えるという動作を通して、心が乱れていないか、今を大切に生きているかを振り返ることができます。自分自身の心を知る。つまり、足元を顧みる。外の世界の出来事や他人の評価に振り回されず、「自分自身の足元(心・行動)」をしっかり見つめ直すことができるということです。

この3つのお話は、皆さんのふだんの生活に参考になるものがあれば幸いです。44日間の夏休みが始まります。意義のある夏休みにしてください。  

令和8年7月17日  夏休み前の全校集会

                    校長   清水利浩