冬休み前の全校集会

明日から、冬休みです。その前の集会です。

皆さんは、夏休みと冬休み、春休み、どれがうれしいですか?

長い夏休みはもちろんうれしいけれど、年中行事がぎゅっとつまった冬休みには、また違った楽しみがあります。

そして今日は、クリスマスイブです。妻沼西中の図書室にあるクリスマスに関する絵本を探してみました。あるものですね。「おやすみなさい サンタクロース」という本と「もみの木」という本がありました。校長室前に置いておきますので、時間があったら見てください。

今日は、「道(将来の道)」というお話をします。

「きみはかんちがいしているんだ。道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃないんだぞ」

のび太くんは、大好きなしずかちゃんの家に行こうしました。しかし、ドラえもんが出してくれた道具のおかげで、どの道(この道は未来)を行っても、災難に遭うことがわかり悩んでいます。その時、ドラえもんが、のび太くんに言ったのがこの言葉です。

道を選ぶ。これは、進路選択、進路決定の真っただ中の3年生だけに言えることではありません。1年生にも2年生にも言えることではないでしょうか。

校長室前の廊下に、ピンクの色紙が貼ってあります。

「避けてはならない」というタイトルの詩です。

この詩は、羽生市出身の詩人、宮澤章二さんがつくったものです。

避けてはならない

            宮澤章二                             

避けてはならないものが 幾つもある

避けようと思えば 避けることは出来る

逃げようと思えば それも 出来る

けれど ひとたび避けてしまったとき

自分勝手に 逃げてしまったとき

心の中に 大きな穴がぽっかりとあく

その穴は 他人の目には全く見えず

自分だけで落ち込む<落とし穴>だから              

はいだす努力もまた自分一人のものだ

避けたくても決して避けない 勇気     

逃げたくても簡単に逃げない 勇気

その<人間の勇気>を持ち得る者だけが

自分の道を まっすぐに歩いて行ける

ちょっときつい(厳しい)言葉かもしれません。本当は、ドラえもんのこの歌のようだったらいいのに、とも思うところです。

「こんなこといいな できたらいいな あんな夢こんな夢いっぱいあるけど  

みんなみんなみんな かなえてくれる 不思議なポッケでかなえてくれる」。

今日のお話は、皆さんのタブレットに学校だより22号として掲載しました。

また、23号も合わせてタブレットにアップしておきました。

23号は、ふるさと妻沼の偉人である、荻野吟子さんのこころざし(道)です。

ご存じ、荻野吟子さんは、公許女医第一号となりました。

この吟子さんの女医を目指すという「志」は、半端なく高いものです。

関心がある人は読んでください。荻野吟子さんに関する本は、図書室の先生の金井先生に許可をいただき、図書室前の棚に特別に配架しました。

関心がある人は行ってみてください。

あと1週間で、新しい年を迎えます。

みなさん、良いお年をお迎えください。

     2025年12月24日   校長 清水利浩