9月1日の全校集会

き ず な

校長  清水 利浩

まだまだ暑い日が続きますね。暑さというと、これまで暑さ日本一の熊谷でしたが、日本一の座を受け渡しました。何だか寂しい気もしますが、熱中症に気をつけて、今日からまた頑張って行きましょう。 

職員室前の花壇には、夏の草花が植えられています。マリーゴールドに日々草、ひまわり、そして、ゴーヤとヘチマからなるグリーンカーテンも見ることができます。このヘチマとひまわりは、輪島市立東陽中学校の生徒会のみなさんから種をいただいて育てたものです。今年は、猛暑が続き、ヘチマもひまわりも思うように成長しませんでした。 本校では、いただいた種を通じて、輪島市の中学校の皆さんと『絆』を深めていけたらと思います。

さて、9月17日の陸上を初めとして、新人戦熊谷市予選が始まります。3年生からバトンを受け継いだ1、2年生の皆さんが中心となる大会です。今日は、「声を掛け合う」ことの効果についてお話しします。声を掛け合うことで、チームの絆が深まる。声を掛け合うことで、仲間に安心感や満足感を与えることができる。声を掛け合うことで、仲間(チーム)のモチベーションを向上することができる。声を掛け合うことで、自分自身も積極的になれる。効果は、他にもあると思います。

一方、これらの効果を得るには、条件があると思います。まずは、一人一人が、勇気を出して、掛け合える声を自分から出すことができるかどうかであると思います。ミスをしたり、気分が落ちたりしている時や緊張したりしている時、そんな時こそ、自分から勇気を出して声をだせるかどうか。そして、その声に答えることができるかどうか。大会では、勝負に対しては、描いたとおりの結果を出すことができないこともあります。「何事もふだんが肝心」。本番に向けて、ぜひ実践してみてください。

勝ち負けもこだわるところですが、3年生をはじめ、先輩たちの伝統を受け継ぎ、これを越える素晴らしいチームを作ることに向けて、頑張ってください。

3年生にとっては、「最上級生として」「中学校生活最後の」という形容詞がより意識されます。合唱コンクールなど。また、進路決定と進路実現に向けた入試があります。

いろいろありますが、頑張っていきましょう!

参考文献> ・輪島市は、昨年2024年1月に能登半島地震、9月の奥能登豪雨で大きな災害に見舞われました。この災害の支援を契機として熊谷市内の中学校が交流を続けています。暑いことで有名な熊谷から暑さ対策としてヘチマの種を送り、輪島市の中学校でグリーンカーテンをつくっていただきました。そして今年、輪島市立東陽中学校で育ったヘチマとひまわりの種を妻沼西中学校に送っていただきました。 ひまわりの種は、石川県の珠洲市の人々からの種を同じく東陽中学校を通じて送っていただきました。